けいゆう病院

けいゆう病院

けいゆう病院は、慶應義塾大学病院の腎、内分泌、代謝科の専攻医コースで入局されたかたの中から、卒後3年目、4年目の先生方を受け入れています。
当院での実践する主な研修と業務内容を説明します。

卒後3年目で専攻医の場合

業務内容は、内科学会専門医習得に向けた各分野での症例(多め)
+腎臓(透析)、内分泌(糖尿病)の症例の優先的配分
内科学会、腎臓学会、また透析学会の学会発表

卒後4年目の専攻医の場合

内科学会専門医習得に向けた各分野での症例(少なめ)
+最優先での高血圧、腎臓(透析)、内分泌(糖尿病)症例の経験
+横浜第一病院のバスキュラーセンター(笹川先生)の指導による(半年週1)

シャントのPTA、シャント作成の手術経験
+外部慢性維持透析施設への出向(週1)を考えています。
内科学会、腎臓学会、また透析学会の学会発表

3年次、4年次であっても1年勤めれば、おおよその各分野の症例を経験でき、内科専門医に向けた症例の確保(内科学会教育施設)が可能です。それに加えて、ステロイド及び免疫抑制剤加療を要するネフローゼ症候群の主治医(腎臓学会教育施設:指導医つき)として加療の経験を積んでもらいます。つまり腎炎は良くならないと言う認識を変えていただきます。

また、透析導入の経験、維持透析の管理、シャントの作成と管理も学び、透析専門医(教育施設)への症例も平行して経験していきます。

とくに、4年次は、すこし大変ですが、シャント管理で有名な横浜第一病院バスキュラーセンターで、PTAの実践、人工血管を含むシャント再建も実習していだきます。また、並行して慢性維持透析患者のCKD-MBD管理の習得のため週1回ですが、慢性期の透析施設での就労(有給)も平行して行います。

医者になってから5年までが最も大切な時期と考えています。辛くもありますが、当院のスタッフとともにスキルアップを図っていただければ幸いです。

また、恒例にならい、毎朝、毎夕、全員で回診して患者の状況を随時把握しています。チーム皆で知恵を出し合い進めています。寂しくはありません。

内分泌、代謝関連で専攻した場合

卒後3年目で専攻医の場合

業務内容は、内科学会専門医習得に向けた各分野での症例(多め)
+内分泌(糖尿病)の症例の優先的配分
+病棟患者 特に妊娠糖尿病等の管理の手伝い
内分泌学会、糖尿病学会での発表 演者

卒後4年目の専攻医の場合

内科学会専門医習得に向けた各分野での症例(少なめ)
+最優先での、内分泌(糖尿病)症例の経験
+妊娠糖尿病等の管理手伝い
内分泌学会、糖尿病学会での発表 演者

下垂体—副腎疾患では、指導医(内分泌学会教育施設)のもと、各種負荷試験の経験し評価する力を身につけます。副腎血管からのサンプリング評価も行っており、その結果から泌尿器科での後腹膜鏡のよる摘出症例なども経験できます。糖尿病関連(糖尿病学会教育施設)は、糖尿病教室(月2回)の手伝い、内服治療の選択と実践、患者指導、インスリン指導をおこない、糖尿病患者の合併症予防とその取り組みなども経験していただきます。また、緊急時のDKAに対するICUでの代謝管理、甲状腺クリーゼ、副腎不全等も優先的に症例に当たることができます。また、妊婦さんの糖尿病管理も経験することができます。各種学会への発表も積極的に行っており専門医へむけた症例には事欠かないと思います。お待ちしております。