平成29年度5年生臨床実習評価のご報告

慶應義塾大学医学部98回生を対象とした平成29年度5年生臨床実習評価の学生アンケートにおいて、腎臓内科と内分泌代謝内科が同率で一位という極めて高い評価をいただきました。本年度は、腎臓内科の指導を藤井健太郎(88回生)と村丘寛和(89回生)が担当し、内分泌代謝内科の指導を大嶋洋祐(90回生)が担当しました。当科の実習では、「全身を診る科」として、知識を教えるだけでなく、病態を考えることの楽しさや奥深さが伝わるような指導を特に心がけております。また、腎不全食やエネルギー制限食といった治療食を実際に食するなど、「体験する」実習を積極的に取り入れて、生活習慣病患者様の心理的背景や社会的背景にも考えを巡らせることのできる、全人的医療を実践できる医師作りに取り組んでいます。

さらに今年度の新しい試みとしては、看護医療学部学生と合同の実習に取り組みました。合同討議の場では、小松看護医療学部長にも見学にいらしていただき、医学部学生と看護医療学部の学生間で積極的な意見交換が行われました。今後、このような看護医療学部や薬学部と連携した三学合同実習にも力を入れていきたいと考えております。学生より高評価をいただいたことを励みに、引き続き学生にとって有意義な実習としていけるよう尽力していきたいと思います。

文責 藤井健太郎