後藤伸子

専門分野

肥満症、神経内分泌

略歴

2000年3月 国立千葉大学医学部 卒業
2001年4月 千葉大学医学部付属病院 (糖尿病代謝内分泌内科) 研修医
2002年10月 沼津市立病院 研修医
2003年10月 同 医員
2004年10月 横浜労災病院内科 専修医
2005年4月 千葉大学大学院医学研究科 博士課程 入学
2005年10月 東京大学大学院薬学系研究科 神経生物物理学教室 特別研究学生
2007年4月 京都大学大学院医学研究科 特別研究学生
2009年3月 千葉大学大学院医学研究科 博士課程 退学
2009年4月 京都大学医学部付属病院(内分泌代謝内科・臨床病態医科学) 医員
2011年9月 博士号取得 (医学:京都大学)
2011年10月 京都大学医学部付属病院 (内分泌代謝内科・臨床病態医科学) 特定助教
20013年4月 慶應義塾大学医学部(腎臓内分泌代謝内科) 特任助教
2015年4月 日本学術振興会 特別研究員 RPD

当科に入局した理由を教えてください

学部生時代であった1994年にレプチン、1998年にオレキシンが発見され、行動とホルモンの関係に興味を持つようになり、出身大学である千葉大学糖尿病代謝内分泌内科に入局いたしました。さらに、研修医時代の経験から、肥満症患者さんが太りたいわけではないのに「食べてしまう」のはなぜなのか明らかにしたいと考え、千葉大学大学院に入学し、その後京都大学大学院で肥満モデルマウスを使った研究を行いました。その後、肥満臨床により深く関わりたいと考え、2013年より当科に入局いたしました。

女性医師として当科での研修を選ぶメリットを教えてください

当科の患者さんは慢性疾患の方がほとんどであるため、長くお付き合いすることが多くなります。その過程で様々な病態を経験するだけでなく、ライフイベントも共有することになり、非常に重いですがやりがいのある領域と言えます。また、専門領域はもちろん、学際領域にも強く、チャレンジングな取り組みを積極的に行っています。探求心と指導力のあるメンターが多く存在し、常に挑戦する機会を得ることが出来ます。学術的な研究会を多数開催しており、学ぶ機会と発信する機会の双方に恵まれています。医局員が多く、多彩な分野における多様な働き方を実際に目にすることが出来ます。

将来を悩まれている女性研修医に一言お願い致します

女性も男性もパートナーの状況やライフイベントで大きく生活が変わりますが、医師を目指した理由となる「根っこ」は変わらないはずです。自分が何をしたいかを普段から明確に言語化して道を選択していってください。チャンスが来たらとにかくやってみて、自分の活躍の場を広げていってください。一時的に働き方が制限されたり方向性が変わったりしても、働き続けることで得られることが必ずあります。また、働き続けることで、より良い職場環境を作り上げていくことも出来ます。当科なら、色々な背景の女性医師がおりますので相談相手に困ることはありません。