内分泌グループ長 栗原勲

栗原 勲

専門分野

内分泌代謝、高血圧、腎臓

略歴

1997年3月 慶應義塾大学医学部卒業
1997年4月 慶應義塾大学病院内科(研修医)
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程(内科系内科学)入学
2003年11月 米国Baylor医科大学分子細胞生物学(研究留学)
2007年4月 足利赤十字病院内科
2008年4月 慶應義塾大学医学部特任助教
2009年6月 慶應義塾大学医学部助教(有期)
2011年10月 慶應義塾大学医学部講師(有期)
2013年10月 慶應義塾大学医学部専任講師

当科の魅力は?

50年というあなたの長い医師人生を見据えて選ぶなら、「腎臓・内分泌・代謝」です!

腎臓・内分泌・代謝を専門領域に選んだ理由は?

私は、ロジカルに考えることを好む性格で、学生のときから、画像所見や組織診結果などを見て一発で診断がついてしまう診療分野よりも、電解質異常のように背景にある病態をじっくり考えないと治療に進めないような診療分野が楽しいと感じていました。腎臓・内分泌・代謝領域は、まさにそういう診療分野だったのです。

腎臓・内分泌・代謝領域の特徴・魅力は?

我々の領域の特徴は、“患者さんの訴えがない(少ない)”ということです。ほとんどの診療科は、「〇〇が痛い、痛みをとってほしい」など、患者さん自ら助けを求めて外来を訪れますよね?一方、高血圧や糖尿病、慢性腎臓病といった疾患は、健診などで検査値異常を指摘されるまで、患者さんが訴えを持って受診するということはまずありません。しかし症状がないからといって、治療しないままにしておくと、患者さんの生命予後に大きな影響を与える疾患ばかりですので、我々には高いリスクマネジメントの能力とそのことを患者さんに説明できる豊富な知識力が要求されます。派手さはないですが、患者さんのライフプランを担っているという自覚で診療に携われることは、みなさんが思っている以上に、医師としてのやりがいを感じることができる分野だと思います。

<教室の特徴・魅力>

当科は、教室全体で教育に力を入れていて、毎年学生からの高い評価を受けています。診療分野の特徴として、過去の経験よりロジカルな思考を重視する場面が多いため、比較的経験の浅い若い医局員であっても教育に携わりやすい環境にあります。実際、上級医以上に高い指導力を発揮してくれる若手医局員もたくさんいます。「教える」ことを通して「学ぶ」ことも多く、この教育重視の体制が若手の育成に大きく貢献していると言えます。もう一つの特徴として、リサーチマインドの育成があります。みなさんが日常診療で活用しているエビデンスの背景には、必ず何らかの研究がありますが、これらは実際にリサーチに携わった人でしか気づくことができない危うい側面も持っています。エビデンスに頼るところが大きい診療科だけに、そのエビデンスを正しく評価する眼力も養うことができるよう、リサーチマインドの育成に努めています。

後輩医師・医学部生へのメッセージ

卒後約20年が経ちますが、これまで一度たりとも、隣の畑(=他の診療科)が青く見えたことはありません。さらに、20年も経つと医師としての立場も自分の体力も若手時代とはだいぶ変わってきます。この時期になると益々自分の畑の快適さが実感できます。様々な面で満足度の高い診療分野であり、絶対に後悔はさせませんので、進路に迷っているみなさんは、ぜひ我々の門戸を叩いてみてください。