武田彩乃

慶應義塾大学保健管理センター 専任講師

専門分野

腎臓・内分泌

略歴

2002年3月 慶應義塾大学医学部卒
2002年4月 慶應義塾大学病院研修医(内科学)
2004年4月 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 入学
2008年3月 慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 単位取得退学
2008年4月 慶應義塾大学病院専修医(内科学)
2009年8月 慶應義塾大学医学部助教(内科学・腎臓内分泌代謝内科)
2013年5月 慶應義塾大学保健管理センター 助教
2017年4月 慶應義塾大学保健管理センター 専任講師
現在に至る

当科の医局としての魅力もしくは臨床の魅力は?

腎臓・代謝・内分泌を専門にする多くの素晴らしい先輩方のもと、患者さんの「疾患」だけでなく「全身」を診る力が養われると同時に、将来の新しい治療戦略を見据えた最新の基礎研究を追求できることです。

保健管理センター医師として医局の長所、魅力は?

私は腎臓内分泌代謝内科に入局後、腎臓・内分泌疾患の診療に従事してまいりました。当科は、内分泌疾患のなかでも原発性アルドステロン症を中心とした副腎性高血圧疾患の高い診療実績を誇っております。他院では診断がつかない、あるいは治療が困難であるなどの問題を抱えた症例が紹介されてくることも多く、放射線科や泌尿器科、脳神経外科とディスカッションを重ね、多角的な視点から連携して診断・治療を行うことができ、大変勉強になりました。現在では甲状腺専門外来も設けられ、耳鼻咽喉科との協力体制が確立されており、当科が中心となって内分泌疾患患者さんのサポートを行えることは大きな魅力であると思います。

内分泌疾患は症状の現れ方が多岐にわたることから、全身に起こる小さな変化を見逃さない丁寧な診療とひとりひとりに合ったアプローチが大切です。当科では、腎臓・内分泌・代謝の各専門分野の先生方からその基礎を学ぶことができます。

現在、私は慶應義塾大学保健管理センター専任医師として、慶應義塾の教職員および大学生、高校生の健康管理、診療、教育を行っています。専門分野のみならず、幅広い年齢層の様々な健康問題に向き合う一般内科医としての側面も持ち合わせている今の立場だからこそ、腎臓内分泌代謝内科で培った専門知識と細やかに全身を診る手腕が問われていると感じており、諸先輩方のご指導のおかげで、自信をもって診療にあたることができております。

また、在籍中より先輩、同期、後輩に恵まれ、楽しい雰囲気の中、愛情ある厳しさを持った医局であると感じておりましたが、現在も保健管理センターでは行うことができない検査などを腎臓内分泌代謝内科外来にご紹介させていただく際にはいつでも快く引き受けてくださり、変わらぬ絆を実感しています。

後輩医師・医学部生へのメッセージ

腎臓内分泌代謝内科では、広い視野を持ち、最先端かつ患者さんに寄り添う医療を学ぶことができ、医師としての大切な礎になると思います。ぜひ皆さんも腎臓内分泌代謝内科に入局し、充実した環境で臨床・研究をスタートさせてください。