腎臓グループ長 徳山博文

徳山 博文

専門分野

腎臓病理、高血圧、肥満関連腎症、腎虚血

略歴

1993年3月 慶應義塾大学医学部卒
1993年4月 慶應義塾大学医学部内科学教室入局
1995年5月 足利赤十字病院内科
1996年6月 国立神奈川病院内科
1997年5月 慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科 助手
2004年10月 豪州メルボルン大学医学部博士研究員(Gilbert RE.教授)
2005年10月 豪州メルボルン大学医学部助手(Gilbert RE.教授)
2006年10月 佐野厚生総合病院内科医長
2008年4月 慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科 助教
2010年10月 慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科 専任講師

当科の魅力は?

教科書を書き変える仕事のできる、可能性に満ち溢れた科であると思います。

腎臓・内分泌・代謝を専門領域に選んだ理由は?

患者さんの全体を診ていきたいと内科に入局しました。その中でも、腎臓という臓器は脳、心臓、肺、肝臓、腸などあらゆる臓器から情報が集まってきて、それら情報を統合し、処理し、生体の恒常性を維持しようという、真に司令塔の役割を果たす中心的臓器と思い、腎臓内分泌代謝科へ進もうと考えました。

腎臓・内分泌・代謝領域の特徴・魅力は?

腎臓、代謝、内分泌それぞれに関係する疾患は、同時に、統合的に治療され、研究されるべきものです。従って、本来一つの科で行われるべきことですが、実はそれが実現できている数少ない大学が私たちの研究室であります。当科では、腎臓生検、電解質、高血圧、血液浄化療法など腎臓内科学の基本を学ぶと同時に、CAPDカテーテル挿入術、血管閉塞に対するPTAなど外科的治療法を習得することができます。また、泌尿器科との合同腎臓移植カンファレンス、外科との血液透析療法における病診連携など、他科とも幅広い連携が行われています。「自分は全部を学びたい、習得したい」「この部分を掘り下げて、徹底的にやりたい」様々な要望に応えることができると思います。

後輩医師・医学部生へのメッセージ

私たちの研究室は、肥満関連腎症、糖尿病性腎症などメタボリック腎症の臨床・研究の真にトップランナーであると思っています。私たちの研究室の扉を叩いて、その中で自分が追求したいものを見つけて下さい。「別におれが何もしなくたって、その内誰かがやってくれるさ」じゃ勿体ない。
「教科書を書き変える仕事」を一緒にやっていきましょう。
「善を行うに勇なれ」(小泉信三 元慶應義塾塾長)。