佐野厚生病院
病院の概要
佐野厚生総合病院は栃木県佐野市の唯一の基幹病院です。531床のケアミックス型病院であるため、日本の標準的な医療全体を経験することもできます。福利厚生も充実しております。新宿から車で70分、電車で100分。王子からJR高速バスで60分です(アクセス)。佐野プレミアム・アウトレット、イオンモール、ビックカメラ、ニトリなども近隣にあり、衣食住環境は極めて快適です。
【腎臓内分泌代謝内科の診療について】
腎炎、腎不全、電解質異常、糖尿病、内分泌疾患、難治性高血圧の症例に加えて、透析導入および血液浄化法など、腎臓内分泌代謝内科を幅広く学ぶことができます。2018年4月からは、腎生検が週1回のペースです。
専攻医研修の特徴
- 慶應義塾大学の医学生、初期研修医、腎臓内分泌代謝内科の専攻医を受け入れております。
- 2018年4月の内科学会の新専門医の基幹病院の申請が受理され、2019年度からは全国から腎臓内分泌代謝内科希望の専攻医も受け入れる予定です。
- 日本腎臓学会研修施設、日本糖尿病学会認定教育施設、日本内分泌学会認定教育施設、日本透析医学会認定施設、日本高血圧学会専門医認定施設
- 医師会との連携が良好で、近隣に病院がないことから、紹介率は90%以上であり、腎臓内分泌代謝内科の専門性が高い患者が多数入院します。
- 自由度の広い豊富な手技・処置の経験機会。また、専攻医の学会発表、論文などの指導を受けられ、福利厚生も良好です。
- 透析室は30床、設備は最新、その広さは関連病院最大規模。
- 消化器内科、呼吸器内科が慶應系でスタッフも充実。専門領域の診療に専念できる環境があります。
指導体制
- 村上院長・透析センター長の回診(火、木)や専門的なクルズス、腎生検実技指導。腎病理カンファレンス(講師は慶應の橋口明典先生、年数回、月曜日)、透析カンファレンス(毎週木曜日)
- 野島淳(糖尿病内科副部長)が、2018年9月に赴任します。慶應医局から斉藤洸平先生が糖尿病のパート医として病棟業務支援を行っております。丸山博名誉院長のもと、1型糖尿病や妊娠導尿病を含めた糖尿病専門診療の指導を行います。
- バスキュラーアクセス: 3人のパート医師が担当しており、手術、VAIVTを学ぶ環境があります。
専攻医からの一言
佐野厚生総合病院に来て3ヶ月が経ちました。当院は病床数500床を超える病院であり、症例も大変豊富です。この3ヶ月間で、初発の1型糖尿病や、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、甲状腺クリーゼ、クッシング症候群など腎臓内分泌代謝疾患に関わる多くの症例を主治医として担当させていただきました。もちろん、今まで教科書でしか勉強してこなかった症例もありましたので、村上院長先生を始め、他科の上級医の方々に相談させていただきながら日々勉強させていただいております。
腎臓内分泌代謝内科の業務内容としては、病棟患者様の血糖コントロール、シャント造設やVAIVT、週4回の透析当番、週2回の村上院長先生回診、毎週木曜日に腎生検、クルズスがあります。日々の日常業務の忙しさはもちろんありますが、それを超えるほど満足感を感じています。手技に関しても気管挿管、腰椎穿刺、腎生検、中心静脈カテーテル挿入など多岐に渡ります。
佐野は自然も豊かで、過ごしやすく、都会では経験できないよう時間の流れを感じています。充実した1年を過ごせる様、日々の診療を大切にしていきたいと思います。
(腎臓内分泌代謝内科 後期研修医2年 渡部統)