立川病院

東京西部の中核都市である立川に構える、病床数約500床の総合病院です。2017年7月に新病棟での診療を開始しました。

腎臓内科は2017年現在常勤医3名で腎疾患を幅広く診療しております。

  • 血尿、蛋白尿などを契機とした腎疾患の拾い上げ、原因診断
  • 高血圧症・電解質異常の原因精査、加療
  • 急性腎障害・慢性腎臓病症例に対する原因精査・加療
  • 末期腎不全患者様に対する腎代替療法の提示ならびに導入

上記診断のための腎生検も積極的に実施し、病理診断科とともに腎病理を検討しています。

また、腎臓内科では透析センターの運営を行っており、腎不全に対する血液透析に限らず全ての科に必要とされる各種血液浄化療法を扱います。業務としては主に、血液透析自体を導入・開始するための入院患者様、継続中の外来患者様はもちろん、当院へ検査・手術目的、あるいは合併症の治療のため入院された、他院で維持透析を行われている患者様の入院中の透析管理を行っております。血液透析以外の特殊血液浄化法も実施しています。具体的には、持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)・エンドトキシン吸着・膜分離型単純血漿交換(PE)・二重膜濾過血漿交換(DFPP)・免疫吸着血漿交換(IAPP)・ビリルビン吸着・腹水濾過濃縮再静注法(CART)など、立川病院における各診療科で必要とされる血液浄化療法を実施しています。

当院は東京都の精神科患者身体合併症医療事業の指定病院です。精神科身体合併症病棟(MPU:Medical Psychiatry Unit)を有し、精神神経科患者の身体合併症治療(当科でいえば腎疾患や透析療法)のための積極的受け入れを行っています。