小谷紀子
専門分野
臨床:代謝、内分泌
基礎:膵α細胞、β細胞の機能解析
略歴
1991年3月 | 大阪大学理学部生物学科卒業 |
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1993年3月 | 大阪大学理学研究科生理学専攻博士前期課程修了 |
1993年4月 | 武田薬品工業株式会社医薬開発本部入社 |
2001年1月 | 武田薬品工業株式会社医薬開発本部退社 |
2003年4月 | 慶應義塾大学医学部入学 |
2009年3月 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
2009年4月 | 慶應義塾大学病院初期臨床研修医 |
2011年4月 | 慶應義塾大学医学部、腎臓内分泌代謝内科入局 |
2016年4月 | 慶應義塾大学病院、予防医療センター 兼任 |
当科に入局した理由を教えてください
私は1型糖尿病の診療に携わりたいと思い医師を志していましたので、最初から腎臓内分泌代謝内科を志望していました。研修医のローテーション中には、当科の先輩先生方の熱心な指導や、患者さんと長期にわたる信頼関係を構築し治療にあたっている真摯な姿に魅せられ、この環境下に身を置き仕事がしたい、自らも一人一人の患者さんと向き合いたいという思いを確たるものとし入局しました。
当科への入局を考えている女性医師にひとこと
女性医師として当科で働いている経験から、性差に関係なく臨床、研究に研鑽を積むことが出来る場であると感じています。慢性疾患を扱う科であるという性質上、患者さんを全人的に理解し、患者さんに寄り添っていくことのできるコミュニケーション力が備わっているか、患者さんの多岐にわたる全身状態やライフスタイルを考慮した最善の治療法を深く考察し追及していくことができるか、といった点が重要です。研究に関しては、自分の興味のある分野の臨床研究や基礎研究に携わる機会を得ます。自分が診療する患者さんだけでなく、その疾患を患うすべての患者さんに貢献できるような病態解明や治療法の発見の一端になることを願って研究を行っています。将来の自分の専門性の追求に必ずや繋がることでしょう。
当科の女性医師の比率は高く、一人一人、自分のライフイベントを踏まえた医師としての働き方を実現しています。多くの先輩女性医師の経験から学べることは多いです。困ったときには相談しながら、互いに切磋琢磨できる環境であると思います。皆様の可能性を最大限生かすことが出来る場所になることを信じています。