森實隆司

森實隆司

留学の魅力は?

色々な面で自分の世界が広がる事。

現在の所属・職位は?

Harvard Medical School, 助教 (講師への昇進手続き中)
Brigham and Women’s Hospital, Associate Biologist (Principal Investigator)
Harvard Stem Cell Institute, Affiliated Faculty

先生の留学までの経歴および留学先を決めた経緯は?

2005年に慶應義塾大学医学部を卒業後、慶應大学病院で2年間初期臨床研修を受けました。その後2007年より慶應義塾大学医学部内科、腎臓内分泌代謝科に大学院生として入局。内科専修医の研修を受けながら学位取得のため基礎実験に従事。2011年に大学院卒業とともに学位を取得。また、大学病院での専修医研修を通して内科専修医、腎臓内科専門医、透析専門医を取得しました。2012年に平塚市民病院に出張後、慶應義塾大学病院に帰室。2012年10月よりHarvard Medical Schoolに留学。

留学先は、大学院での指導員の先生方と相談し、アメリカ腎臓学会会長を務められたJoseph B. Bonventre教授に留学受入の打診をしました。奨学金の取得が必須でしたが、上原記念財団より1年間留学助成を頂ける事となり、留学が決定しました。

留学先での研究のテーマは?

多能性幹細胞から腎臓細胞への分化誘導方法の確立とその応用。

留学先で研究生活や日常生活で楽しいこと・辛いことは?

研究では良くも悪くも全て自分の出した結果次第です。普段の生活で時間的融通が利きやすいですが、その反面グラントなどの締め切りに追われることもあります。日常生活では、日本とは違った考え方、分化に触れることで色々な視野が広がります。ボストンでは、日本からの留学者も多数いますので、日本人同士のネットワークも広がります。

後輩医師・医学部生へのメッセージ

慶應義塾大学医学部、腎臓内分泌代謝科は多種多様な病態生理を研究しています。世界的なネットワークも広く、自分の可能性を広げられる環境が整っています。