コレバインの代謝指標への影響の評価

「コレバイン(コレスチミド)」は高脂血症(脂質異常症)のお薬で古くから使用されておりますが、最近このコレバインにより糖尿病が改善する可能性があることが分かってまいりました。そこで当院ではコレバインを今までに服用されたことがある患者さんを対象に、コレバインを内服された前後の血糖値やコレステロール値などの値をカルテ(診療記録)から調べさせて頂き、コレバインが血糖管理を良くする効果について調査を行い、より良い糖尿病の治療に役立つ研究を行っております。(倫理委員会承認ID:2012-0229)

この調査では、調査担当者が対象となる方のカルテ(診療記録)を選び、以下の内容についてデータを集計させていただきます。HbA1c、血糖値、HDLコレステロール、LDL-Cコレステロール、中性脂肪、肝機能、インスリン、Cペプチド値、年齢、性別、体重、身長、胴囲、血圧、喫煙/飲酒状況、服薬状況、糖尿病のために受けた治療 ※収集されたデータは個人の特定ができない形でまとめられ、解析されます。

この研究は、糖尿病の患者さんのうち2006年4月から2012年8月の間に、コレバインを内服されたことのある糖尿病患者さん約50名が対象となります。新たにアンケート調査や採血検査などをお願いすることはございませんので、該当の患者様に個別に説明を行うことは予定しておりません。個人情報は厳重に管理され、該当患者様に危害がおよぶ可能性は一切ございません。自分がこの研究対象に該当しているか等のご質問は下記問い合わせ先にて随時受け付けております。またこの研究への参加拒否を表明することも自由です。当然、協力拒否の表明によって患者様にはいかなる不利益も生じません。本研究の内容に関するお問い合わせは研究実施責任者 入江潤一郎(03-5363-3797 直通)までお願い致します。