2026年10月に第48回日本高血圧学会総会が開催されました。
伊藤亘が「血管内皮細胞のDNA損傷はET-1/ETARシグナルを介して心腎代謝(CKM)連関を駆動する」を発表し、若手研究者奨励賞(YIA)を受賞しました。
伊藤亘先生は、受賞対象となった論文(Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2026 Jun;46(6):e324564.)で、血管内皮細胞のDNA損傷が、エンドセリン-1(ET-1)を介して血圧上昇、脂質代謝異常、脂肪肝、腎老化を促進し、心血管・腎・代謝(CKM)障害を引き起こすことを明らかにし、さらに、ET-A受容体の阻害により、これらの異常が改善することをマウスモデルで示し、ヒト腎生検検体でも関連する所見を確認しました。血管内皮のDNA損傷を起点とする臓器間連関を解明し、加齢に伴うCKM障害に対する新たな治療標的を提示した点が高く評価されました。