版数 第3版 作成日 2020年12月3日
このたび当院では、上記のご病気で入院・通院された患者さんの電子カルテ情報活用型多施設症例データベースを利用した臨床情報を用いた下記の医学系研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を「8 お問い合わせ」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。
1 対象となる方
研究実施許可日より2023年3月31日までの間に、眼科、腎臓内分泌代謝内科、予防医療センターにて糖尿病や糖尿病網膜症の診断を受けた方
2 研究課題名
承認番号 :20200008
研究課題名:人工知能(AI)を活用した眼底検査の自動診断システムの検証
3 研究実施機関
慶應義塾大学病院 眼科と腎臓内分泌代謝内科と予防医療センター
Canon株式会社
Cliffhanger株式会社
4 本研究の意義、目的、方法
本研究事業は、慶應義塾大学病院眼科および腎臓内分泌代謝内科、予防医療センターで撮影された患者さんの眼底画像データを解析し、人工知能(AI)を用いた自動診断システムの開発を行うものです。
当院では、眼底カメラで撮影された患者さんの背景や眼底画像や診断名を抽出し、患者さんを特定できない様に匿名化した後、症例データベースを構築し、GPU(Graphics Processing Unit)という画像処理装置を用いてディープラーニングを行い眼底画像から診断するシステムを開発及び検証します。
5 協力をお願いする内容
患者さん自身に行っていただく事項はございません。診療を通じて収集した情報のうち、以下の内容をデータベースに登録させていただきます。
主な情報収集項目
主な情報収集項目:眼底カメラで撮影された眼底画像および電子カルテ上に記載・登録された性別、年齢(誕生年月)、糖尿病診療に関係のある採血・尿検査の結果など。
収集したデータは誰のデータか分からなくした上で(匿名化といいます)、当院腎臓内分泌代謝内科で保管します。政府が定めた倫理指針(「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」)に則って個人情報を厳重に保護し、研究結果の発表に際しても、個人が特定されない形で行います。患者さんの個人に関する情報が第三者に漏れることがないよう、最大限に努力致します。また、将来的にデータの使用方法等が変更・追加になる際には、追加のお知らせを致します。
6 本研究の実施期間
研究実施許可日〜西暦2023年3月31日
7 プライバシーの保護について
1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名および患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
2) 本研究で取り扱う患者さんの臨床情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。
3) 患者さんの個人情報と、匿名化した臨床情報を結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。
4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。
8 お問い合わせ
本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、臨床情報の利用や他の研究機関への提供の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。
対応者名 | 慶應義塾大学病院 腎臓内分泌代謝内科 特任助教 中島裕也 |
連絡先 | 住所:〒160-8582 東京都新宿区信濃町35 3号館北棟3階 電話番号:03-5363-3797(平日10時から17時) |