減量のために治療を受けていらっしゃる患者さんにアンケートに回答していただき、肥満症とその治療に関連する現状を知ることで、肥満症治療および療養指導に役立てることを目的とする研究を行っております。(倫理委員会承認ID:2013-0057)
本研究は、減量を目的とする肥満症患者様にアンケートに答えていただくことで心理および行動に関する情報を収集することが目的です。 肥満者では、体重増加をもたらす生活習慣が存在すると考えられます。一方で、その生活習慣の修正をご自身の努力だけで成し遂げるのは非常に困難な場合が多く、そのため、入院により減量効果が認められた後も、自宅療養の際にリバウンドしてしまう方が多くいらっしゃいます。生活習慣は、遺伝的背景に加え、社会的背景、心理的および身体的背景によって規定され、行動へと結びつくと考えられています。また、減量治療を始めた時の心理および行動分析が、それぞれの体重管理に有効である可能性も報告されています。 そこで、本研究では減量のために治療を受けていらっしゃる肥満症患者様に何度かアンケートに回答していただき、肥満症とその治療に関連する現状を知ることで、最終的に肥満症治療・療養指導に役立てることを試みます。
本研究では、減量のために治療を受けていらっしゃる患者様の外来診療の前後の待ち時間に20分前後のお時間をいただき、アンケートに答えていただきます。アンケートはご自身で記入していただくものです。研究では、各人のアンケートのスコアと患者様全体でのスコアの傾向を評価します。またアンケートをお願いした時には、その時に通常の受診をしている時の肥満症に関連したカルテの記載事項、各種検査結果を含む診療情報との関連を調べさせて頂きます。このアンケートのために新たな検査を行っていただくことはありません。本研究の内容に関するお問い合わせは研究実施責任者 入江潤一郎(03-5363-3797 直通)までお願い致します。