内分泌疾患の方に診療情報を用いた臨床研究に対するご協力お願い
このたび当院では、上記のご病気で入院・通院された患者さんの診療情報を用いた下記の医学系研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を「8 お問い合わせ」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。
1 対象となる方
西暦2003年以降に、当院にて内分泌疾患の診断を受けた方
2 研究課題名
承認番号 20180135
研究課題名 内分泌疾患の病態形成の解明とその応用
3 研究実施機関
慶應義塾大学医学部 腎臓内分泌代謝内科
4 本研究の意義、目的、方法
内分泌疾患の診療水準向上に役立つ検査法、診断法、治療法を確立することを目的とします。みなさまの診療情報を収集・解析いたします。また以前に、「副腎腫瘍組織におけるステロイド分画とその調節因子の検討」(承認番号20030061)の研究協力にご同意いただき、保存試料をご提供いただいた方におかれましては、その試料を用いたホルモン測定や遺伝子解析を行わせていただく場合もあります。
5 協力をお願いする内容
内分泌疾患の診断のために実施された検査(血液、尿検査、負荷試験、心電図、レントゲン、CTスキャンなど)、治療内容と経過などの診療情報を利用させていただきます。これらの検査や治療はすべて学会のガイドラインに沿って、通常の診療の一貫として実施されたものであり、本研究のために特別に行われたものではありません。また、上述のとおり、一部の対象者はすでにご提供いただいた試料も利用させていただく場合があります。本研究のために、新たに試料提供をお願いすることはありません。
6 本研究の実施期間
西暦2018年 8月27日 〜 2021年 8月 31日(予定)
7 プライバシーの保護について
1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名と患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
2) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。
3) 患者さんの個人情報と、匿名化したデータを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。
4) なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません
8 お問い合わせ
本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、本研究に関する診療情報の提供の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。本申し出により、患者さんが不利益を受けることはありません。
慶應義塾大学医学部
腎臓内分泌代謝内科
栗原 勲
03-5363-3796(医局電話番号)